陸奥湾に回遊するカマイルカは、ほぼ、
●すっきり体型の標準模様(目まわり側面がほぼ白で、背びれの灰色ラインが尾びれまで続く型)ですが、
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極まれに、

●標準模様(背びれの白いラインが尾びれまで延びていない(色が薄い)型)
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●標準模様(サスペンダーがV字型)
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●標準模様(七三分け型)
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●標準模様(こぶが有る型)
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●ザトウ似尾びれで先端が白い型
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●全身が白もしくは黒部分が薄い灰色型
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●半身が白い型
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等※を確認・撮影しています。
※背びれを欠損している個体は多数確認


なお、
■日本海限定型(?)
(ずんぐり体型、目まわり側面広範囲が薄い灰色、サスペンダーに向かう下半身の灰色ラインが1本(2本目は側面に繋がる)、大人になっても背びれの灰色部分が広い)
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■標準模様(目まわり側面が薄い灰色型)
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■ブラウネル型(右の個体)
2009_鯨研通信_写真6
画像出典 :鯨研通信 第444号 2009年JARPN Ⅱ沖合域調査 写真6

■室蘭で確認・報告されている模様の個体

は今のところ確認・撮影できていません。
特徴的な模様や体型は、個体識別や回遊ルートの解明に繋がるので、各地で撮影した写真や動画は目を皿にしてチェックしています(笑)。


なお、日本海限定型(母)×標準模様(父)の子供は両方の特徴を持っていました。
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A99R5845_ps01
灰色が母 白が子供